ムーミンママといえば、お料理!
いつも家族に美味しい料理を作ったり、お客様が来た時は愛情いっぱいの料理を出してくれる、ステキなママです。
ムーミンママのお料理の本は、そんなママのとっておきのレシピが満載!
この本はお料理のレシピがたくさん載っていますが、普通のレシピ本とはちょっと違います。読んでいてワクワクするレシピ本なんです。
お料理の本でワクワクするって、どういうこと?ですよね(笑)
今回は、ムーミンママのお料理の本の魅力についてお伝えします!
ムーミンママのお料理の本の内容は?
amazon:ムーミンママのお料理の本
「ムーミンママのお料理の本」は、ふだんムーミン達が食べているフィンランドの料理を紹介しています。
本には150種類ほどのレシピが載っていて、手の込んだ料理からちょっとしたお料理まで幅広く、全くお料理をしたことのない初心者の方や、1人暮らしの男性にも作れるレシピもたくさん揃っています。
ムーミンママのお料理の本 レシピの名前が楽しい!
中でも私が気にいっているのは、お料理の名前!
たとえば、おかゆ。
普通なら、「おかゆの作り方」で終わってしまうところですが、
・「つぶつぶ灯台島おかゆ」
・「食料部屋のねずみさんのつぶつぶきびおかゆ」
など、とっても楽しい名前が付いているんです!こんなメニューが出てくると、どんなおかゆだろうと想像が掻き立てられますよね♪
他にも、
・「ムーミンパパのお気に入り玉ねぎの玉子焼き」
・「はらぺこムーミンのじゃがいもグラタン」
・「ヤンソンさんの誘惑」
・「ムーミンママの風邪退治ジュース」
・「フィリフヨンカの残り物箱」
など、一体どんな料理なの?とワクワクするような名前の料理がたくさん!
レシピは、朝食・昼食・夕食や、誕生日用のレシピやピクニック、お庭のパーティ用のレシピなど、目的別に料理が紹介されているので、とっても便利です。
作り方がやさしいお料理には「大笑いしたリトルミイ印」が付いているので、料理に自信がない人は、このマークを目印に作っていくといいですよ♪
ムーミンママのお料理の本 イラストがかわいい
中はモノクロですが、本の至る所にムーミン達の挿し絵と小説の原文がちりばめられていて、読むだけでもとっても楽しい!
挿し絵は、ムーミン童話から選りすぐりのものばかり。「あ、この挿し絵はあの童話に出てきた!」など、思い出しながら読むのも楽しいですよ♪
ムーミンママのお料理の本 小説の一部を載せることによる効果
レシピの横には、小説の原文が添えられています。
例えば、「ムーミンパパのお気に入り玉ねぎの玉子焼き」のレシピの横には
ロッドユールは、プティングが見つからなかったので、玉子焼きをこしらえてくれました。「おいしい?」ロッドユールがきがかりそうにききながら、フレドリクソンをみました。(以下省略)「ムーミンパパの思い出」より
といった具合に、小説の一部が載っています。
これによって、「この玉子焼きは、ムーミンの世界で食べられているものなんだ!」と想像が膨らみ、ただの玉子焼きではなく、そこにムーミンの世界観が添えられるのです。
ムーミンママのお料理の本 まるで、ムーミンママから教わっている気分
ようじなどがすっと通るまで柔らかく煮て、ソースごと冷まします。冷たーくして、バニラアイスクリームや泡立てた生クリームと、さあ、めしあがれ!
どうですか?とっても魅力的な文章でしょう?
「ムーミンママのお料理の本」は一般的なレシピ本とは違い、優しい口調で作り方を説明してくれるので、まるで本当にムーミンママから教わっている気分になります。
説明自体は、おおざっぱな説明が多いので、上手に作れるかどうかはその人の腕次第!?ですが、「ムーミンたちはこんな料理を食べてるんだな」と想像しながら、ムーミンの世界にどっぷりつかりましょう!
ムーミンママのお料理の本 読んで楽しい、「レシピ絵本」
「ムーミンママのお料理の本」はレシピ本ですが、普通のレシピ本と思ってはいけません。
あくまでも、ムーミンの世界、ムーミンママのお料理の世界を体感するための「レシピ絵本」です。
「写真が少なくて、面白くない!」とか「説明が足りない!」「名前が独特で、想像ができない!」なんてことをいうのは、ナンセンスです。
「大笑いしたリトルミイ印」のレシピは写真がなくても簡単に作れますし、印がないレシピでも、お料理をしたことのある人なら、その通りに作ればちゃんと作れるようになっています。
ムーミンママのお料理の本 料理は作って覚えるもの
もし、料理初心者の人が「ほんとうに作れるかしら?」と不安になった時は、巻頭に載っているムーミンママの「料理する人のこころえ」を読みましょう!
そこには、ムーミンママからのアドバイスが載っています。
「死ぬほど大変なことなんてない、たとえ料理に失敗したって大したことではないんですよ」
誰でも、初めからうまくは行きません。失敗を重ねて上手になって行くのです。
料理も何度も作ると、「ここはこうしたほうがいいかな?」とか「次はこうしてみよう」など、自分なりのアレンジができるようになります。
すると面白いことに、料理が楽しくなっていきます。
「ムーミンママのお料理の本」は、ただ料理を作るだけでなく、料理を楽しむことを目的とした本だと思います。
ムーミンママのお料理の本は魅力的なレシピがたくさん!ネタバレ注意の内容をご紹介まとめ
いかがでしたか?
「ムーミンママのお料理の本」は基本的にフィンランドのお料理なので、日本ではなかなか手に入らない材料もありますが、そこは自分なりにアレンジしてみましょう!
この本の醍醐味は、ムーミンの世界に浸ること。いろんな想像をしながら読んでみてください。
ワクワクすること間違いありませんよ。
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