ムーミン スニフの重要な役割とは?わがままだけど憎めないキャラクター

スニフ
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ムーミン一家と一緒に、ムーミン屋敷に住んでいるカンガルーのようなキャラクター、スニフ。

体の色は茶色で、ネズミのような顔に先のとがった大きな耳と、長いしっぽが特徴です。

 

 

スナフキンやちびのミイほど人気はありませんが、童話の中では一番古くから登場している、主要なキャラクターです。

 

今回は、スニフについてご紹介します。

 

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ムーミンキャラクタースニフ スニフはムーミントロールの最初の友達!

ムーミントロールの大親友はスナフキンですが、実はムーミンの一番最初の友達はスニフなんです!

 

スニフは、原作者トーベ・ヤンソンが書いたムーミンシリーズ第1作「小さなトロールと大きな洪水」から登場しています。

しかも物語が始まってすぐの、3ページ目に登場!ムーミントロール、ムーミンママ、その次にスニフが登場しています。

 

ムーミンキャラクターの中でも、スニフは古株だったんですね(*´▽`*)

ただこの時はまだ名前がついてなくて、「小さな生きもの」と呼ばれていました。

 

この出会いをきっかけに、スニフはムーミンとムーミンママと一緒に旅をすることになり、そのままムーミン屋敷で一緒に住むことになりました。

ムーミン谷の彗星

ムーミン谷の彗星新装版 (講談社文庫) [ トーベ・ヤンソン ]

 

 

ムーミンキャラクタースニフ スニフの性格

ムーミンキャラクタースニフ 好奇心旺盛だけど、臆病者で器が小さい

スニフはいろんな事に興味を示し好奇心旺盛ですが、臆病者です。

なんでもムーミンと一緒に行動をしたがるくせに、何か面倒なことがあったり困難なことに直面すると、愚痴を言ったり、怖がったり、ネガティブ発言をしたり。

 

また、よく船酔いをして吐いたり、怖くなるとめまいを起こすこともあります。

耳が痛い、頭が痛い、などの弱音を吐き「こうなったのもすべて君たちの責任だ!」と周りに責任を押し付け、他人のせいにするスニフ。

 

子供っぽいところもあり、自分が見つけたものは「ぼくが見つけたんだ!」と強調したり、他の人が何か解決をした時は「ぼくも一緒にやったんだ!」と言って自分を大きく見せようとします。

 

他人を助ける優しい一面もありますが、それは助ける事によって自分も得をすると思っているときだけ。

ムーミンとすぐに張り合って、子どものようにひがみっぽい。かなり器の小さいスニフです(笑)

 

 

ムーミンキャラクタースニフ 宝石やキレイな物、お金が大好き&物欲が強い

スニフは、光るものや宝石が大好き!宝物を見つけるたびに、目がキラキラと輝き興奮します。

どれだけ疲れていても、宝石があると聞けばたちまち元気に!とにかく高価なものには、目がありません(笑)

 

お金も大好きで、金儲けのビジネスに手を出すこともあります。時には、同じく金儲けが大好きなスティンキーと手を組むことも。

 

コミックスの「黄金のしっぽ」の中でムーミンのしっぽが黄金になった時、スティンキーと手を組んでそれを商品にして金儲けしようとしたこともありました。

 

またスニフは光るもの、キレイなものが大好きなだけでなく、それを手に入れること、所有することが幸せになることだと思っています。

 

特に小説よりコミックスの方が、スニフの物に対する執着心や金儲けをする姿が、より強く描かれています。

同じムーミンキャラクターで、物を持つことが嫌いなスナフキンとは正反対ですね。

 

※スナフキンについては、スナフキンとミーは兄弟?性格や恐怖の都市伝説まで!を読んでみてくださいね!

黄金のしっぽ ムーミンコミックス

黄金のしっぽ ― ムーミン・コミックス1巻

 

スニフの性格が特によく描かれているのが、シリーズ7作目の小説「ムーミン谷の仲間たち」です。

この話は、ムーミンキャラクターたちがそれぞれ主人公になった短編小説が入っています。その中にスニフが主人公になる話があるのですが、スニフはお気に入りのぬいぐるみを人にあげてしまい、とても後悔するというシーンがあります。

 

最後はそのぬいぐるみはスニフの元に戻ってきますが、戻ってくるまでの様子はスニフの性格や特徴をよく描写しています。

 

ムーミン谷の仲間たち

ムーミン谷の仲間たち新装版 (講談社文庫) [ トーベ・ヤンソン ]

 

ムーミンキャラクタースニフ ものを見つけるのが上手!

宝物を見つけるのが上手なスニフは、時にそれ以外のものも見つけてきます。

 

例えば洞窟。

とってもステキな洞窟を見つけたスニフは、「ぼくが洞窟を見つけたんだ!」と大きな手柄を取ったかのように自慢しますが、彗星が地球に衝突するという最大の危機が訪れたとき、この洞窟に隠れたおかげでみんなが命拾いします。(ムーミン谷の彗星)

 

また、ルビーの王さまを探し続けている「飛行おに」の魔法の帽子を最初に見つけたのもスニフですし、ムーミンファミリーの自家用船「冒険号」を最初に見つけたのもスニフです。

 

宝物ばかりではなく、ものを見つけることが得意なスニフは、物語のキーポイントになる重要な役割も担っているんですよ。

そのおかげで、みんながトラブルに巻き込まれるという場合もありますけど(笑)

 

 

ムーミンキャラクタースニフ 尊敬はされないけど、憎めないスニフ

好奇心旺盛だけど、臆病で意気地がなく、とても怖がりなスニフ。

 

また、小さな子どものようにわがままで自己中心的。ちょっとイラッとすることもありますが、なぜか憎めない不思議なキャラクターです。

それはスニフが純粋で、自分より弱いものには優しいからなのかもしれませんね。

 

 

上記で紹介した「ムーミン谷の仲間たち」は他のシリーズとは趣が違い、キャラクターたちにスポットが当たった物語が9つ入っています。

内容も大人向けの「童話」になっていて、いろいろ考えさせられることも。

「ムーミン谷の仲間たち」については、「ムーミン谷の仲間たち」のあらすじ 泣ける!深い!大人にこそ読んでほしい短編童話集を読んでみてくださいね!

 

普段、主役にならないキャラクターたちのお話しは、読んでいてとても楽しいですよ。興味のある方は、ぜひ読んでみてくださいね。

 

ムーミン谷の仲間たち

ムーミン谷の仲間たち新装版 (講談社文庫) [ トーベ・ヤンソン ]




ムーミンキャラクタースニフ スニフの両親は?

ムーミンとムーミンママがスニフに出会ったのは、「小さなトロールと大きな洪水」で、冬ごもりをするための家を探している時でした。

 

「「ぼくはここにすわって、さびしいなあ、友達がほしいなあ、と思っていたところだったんだ。きみたちは、いそいでいるのかい?」

by スニフ

 

どういうわけか、スニフは一人ぼっちで森の中にいました。両親と離れ一人でいたスニフですが、スニフの父親はムーミンパパの若い頃、一緒に冒険していた冒険仲間「ロッドユール」、母親は「ソースユール」です。

 

 

この両親、ボタンを集める収集家なんです。スニフが落ちているものを見つけるのが上手だったり、光る物が好きなのは両親に似ているからなのかもしれません。

 

離れ離れになっていたスニフ家族ですが、スニフは両親に会うことができます。その時、両親が集めてきたボタンをもらい、スニフはそれを宝物にします。

 

 

ちなみに、スニフも両親も他のキャラクターのような種族名はありません。(例えばスナフキンなら「ムムリク族」、リトルミイは「ミムラ族」、ムーミン達は「ムーミントロール族」など)。

 

ただ、ムーミンの世界に登場するキャラクターはほとんどが「妖精」なので、スニフも妖精の一種かもしれませんね。




ムーミン スニフの重要な役割とは?わがままだけど憎めないキャラクターまとめ

 

ムーミンと同じく、物語の一番最初から登場しているスニフ。

気弱で怖がりで、物欲主義な性格は、ムーミン谷の住人とはちょっと考え方が違うキャラクターです。

 

リトルミイやスナフキンなどのキャラクターに比べるとあまり人気はないようですが、ムーミン谷の住人の中で、唯一1番人間に近いキャラクターではないでしょうか。

 

スニフのような友達が自分の周りにいると迷惑かもしれませんが、スニフのおかげで、他のムーミンキャラクターがいっそう引き立っているのは間違いありません。

ムーミンシリーズでは案外、スニフは重要なポジションなのかもしれませんね。




スニフ
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