ムーミンキャラクターの中でも人気キャラクターの一つ、ニョロニョロ。何とも不思議な姿で一度見ると忘れられないキャラクターです!
でも、いったいニョロニョロっていったい何者?キノコ?幽霊?おばけ?
今回は、ニョロニョロの秘密について、徹底解説します!
ムーミンニョロニョロ ニョロニョロの正体とは?
ムーミンの物語の中でとっても謎の生き物として登場しますが、ムーミン一家やその仲間たちも、実はニョロニョロについてよくわかっていないんです!
ムーミンニョロニョロ ニョロニョロは性別がない
ニョロニョロは、ムーミンやスナフキンたちに「お化け」として扱われています。
ニョロニョロの外見は、全身真っ白で背が高く白い靴下のような形をしています。背丈はムーミン達の半分ぐらいの高さまで成長し、性別はありません。
その体には4~5本の手(?)が体の横に直接付いていて、この短い手で物を掴んだり投げたり出来るんです!
ムーミンニョロニョロ 耳も聞こえず、話すこともできない
常に開きっぱなしの大きな目は、青になったり黄色になったり環境によって色を変えますが、視力はなくほとんど見えません。
またニョロニョロは、耳も聞こえず話すこともできず、食べることも寝ることもしません。そのかわり音にはすごく敏感で、他にも匂いを嗅ぐことができます。
またしゃべるかわりに、テレパシーを使ってコミュニケーションを取ることができます。
体の下には足があり、滑るように移動することができます。
<ニョロニョロの特徴その①> ■全身真っ白で白い靴下のような形 ■背丈はムーミンたちの半分くらいの高さまで成長 ■性別なし ■目は常にひらっきぱなし ■耳が聞こえない・食べることも寝ることもしない ■テレパシーを使ってコミュニケーションを取る ■体の下には足があり、滑るように移動する |
ムーミンニョロニョロ 体に電気を蓄える
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ニョロニョロは体に電気を蓄えることが出来るんです!しかも、その電気で体を光らせることも!
普段は大丈夫ですが、雷の時はとっても危険!かみなりの電気を体にたっぷり蓄えるので、少しでも触ったら大やけどしちゃいます。
実際、電気を帯びたニョロニョロに触れたスノークのおじょうさん(ノンノン)が、かわいそうなことに・・・・( ;∀;)
ヘムレンさんがニョロニョロの天気バロメーターを奪い、ニョロニョロが取り返しに来るのですが、その時にスノークのおじょうさんの自慢の前髪が、雷の電気を体に帯びたニョロニョロ達に燃やされてしまうという内容。
自慢の前髪を燃やされてしまった彼女は、もう大変!
でもニョロニョロは、ほんとうはおとなしい生き物(お化け)なんです。普段は、危害を加えなければ攻撃するようなことはありませんので、大丈夫ですよ(*^^*)
ちなみに、かみなりの電気を体に蓄える話は、「たのしいムーミン一家」の中で描かれていますよ♪
電気を帯びて光ったニョロニョロ、ちょっとキレイかもしれませんね!
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ムーミンニョロニョロ ニョロニョロは「たね」から生まれる
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話すこともできない、聞くこともできない、感情がないといわれるニョロニョロですが、どうやって誕生するのか知ってますか?
実はニョロニョロは「たね」から生まれるんです!(@ ̄□ ̄@;)!!
この種は真珠のように白く光沢があり、夏至祭の前日の夜に種をまくと、ニョロニョロたちが地面からニョキニョキと!
こんな感じでしょうか。かなり不気味です・・・・。
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ちなみに「ムーミン谷の夏まつり」で、スナフキンが種をまいてニョロニョロが生まれるシーンがあるので、読んで確認してみてくださいね!
ムーミン谷の夏まつり新装版 (講談社文庫) [ トーベ・ヤンソン ]
ムーミンニョロニョロ 年に一度、夏至祭の日に世界中から集結!
こうやって種から生まれたニョロニョロたちは、簡単な船を作り航海に乗り出します。
このとき、ボートに乗るのは必ず奇数と決まっているんです!
ボートに乗った奇数のニョロニョロたちは、地平線を目指し旅をします。
ニョロニョロたちが何のために旅をするのか、その理由は誰にもわかりません。というか本人たちもわかってないのでは?(笑)
ただただ地平線を目指し、ひたすら旅をするのが彼らの使命なんです!
地平線を求め、旅をするニョロニョロですが、年に一度(6月)ムーミン谷の北北西に位置する決まった島(ニョロニョロの島)で集会を開くために、世界中からすべてのニョロニョロが集まります。
その数なんと約700体!
ニョロニョロは、トーベ・ヤンソンさんの原作で「何かを思うことも感じることもなく、ただひたすら水平線を目指し続ける「永遠の放浪者」」と書かれています。
<ニョロニョロの特徴 その②> ■体に電気を蓄える ■種から生まれる ■ボートに乗る数は奇数 ■年に一度夏至祭の日に、世界中からすべてのニョロニョロが集まる |
ムーミンニョロニョロ ニョロニョロの名前を英語で書くと?
ニョロニョロって「ニョロニョロ」以外の名前が思いつかないくらい、ピッタリの名前ですよね!でもよく考えたら日本語なので、英語やフィンランド語では違う言葉になるはず。
ということで、調べてみました!
原作での名前は「Hattifnatt」(ハティフナット)。
スウェーデン語の「hatta」(優柔不断で迷う)と、「fnatta」(放浪する)が混ざってできた言葉だそうです。
つまり「優柔不断で放浪する」お化け、ということですね!
「優柔不断な迷える放浪者」のニョロニョロ。言語の意味を知ると納得です(*´ω`*)
ちなみに
英語では、 Hattifatterner (ハティフィッター)
フィンランド語では、Hattivatti(ハティーヴァッティ)
となるそうです。
それにしても、日本語訳にするときに「ニョロニョロ」って訳した方のセンスって、ステキですね!
ムーミンニョロニョロ ニョロニョロはいつ登場?
ニョロニョロは、ムーミン童話第1作目の「小さなトロールと大きな洪水」で初登場しています。
「小さなトロールと大きいな洪水」が翻訳・出版されたのは、他のムーミン童話よりずいぶん後なのですが、これがムーミン童話の記念すべき1作目なんですよ。
この本の中で、ムーミンママがニョロニョロに、旅に出ているムーミンパパの居場所を知らないかとたずねる場面に登場します。
ムーミンママはニョロニョロのことを
「たいていは世界中を放浪していて、どこにもおちくつことはないし、なにひとつまわりのことに関心をもたない。ニョロニョロがよろこんでいるのか、おこっているのか、かなしんでいるのか、おどろいているのか、誰にもわからないのよ。感情というものがまったくないんじゃないかしら」
『小さなトロールと大きな洪水』より
と言っています。
ムーミンニョロニョロ 飲むスイーツ!ニョロニョロのたね
全国にあるムーミンスタンドでは、「ニョロニョロのたね」を飲むことができます。
とっても甘~い、飲むスイーツ。
ニョロニョロのつぶつぶした「たね」には、キャラメル味とストロベリー味の2種類があり、ドリンクの味にあった種が入っています。
モチモチとした触感でたねにも味が付いているので、最後までおいしく飲むことができるんですよ!
しかも、飲んだあとも遊べるニョロニョロストロー付き!とってもかわいいです!
さらに、毎月11日はニョロニョロの日ということで、ドリンク全品260円(税別)!
お近くに寄った際は、ぜひ飲んでみてくださいね。
店舗情報の詳細は、こちらをご覧ください。
ムーミンのニョロニョロの正体は怖い?名前の意味は?秘密の行動も公開まとめ
謎の生き物、ニョロニョロ。ムーミンキャラクターの中でも人気キャラクターのひとつです!
ムーミン一家はニョロニョロを不気味なお化けと言っていますが、私たちにとってニョロニョロは、キモカワイイの元祖かもしれませんね♪
世界中を旅しているので、もしかするとどこかでニョロニョロに会えるかもしれませんね。会ったときは、触らずに遠くから見るだけにしましょうね!
※そのほかのキャラクターについてはこちらもどうぞ。
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